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犬の図鑑

ビション・フリーゼ

ビション・フリーゼの図鑑
被毛・毛色
アプリコット、クリーム、白。
絹糸のような下毛は柔らかく密集し、外毛は粗い巻き毛となっています。
原産地
フランス
体高
♂ 24.1〜29.2cm
♀ 24.1〜29.2cm
体重
♂ 3.0〜5.0kg
♀ 3.0〜5.0kg
分類
ノン・スポーティング
トイ(KC)
第9グループ(JKC)
ルーツ
フランス語の「愛くるしい・巻き毛」を意味するビション・フリーゼは純白のカール
したむく毛に包まれた陽気な小型犬です。
ビション・フリーゼはもとはアフリカ北西沖カナリア諸島テネリフェ島の古い土着犬
であったと言われています。
この犬種がウォーター・スパニエルの系統を引き、プードルと近縁であるとする説は
信頼に値します。
14世紀にイタリア人がカナリア諸島で発見し、ヨーロッパに持ち出したのがきっかけ
でこの犬種が知られるようになりました。
珍しい新犬種、特に貴婦人が好む「抱き犬」は交易品としての価値が高く、物々交換
にも利用され、船員の副業以上のものとなっていました。
ビション・フリーゼがアフリカ絶海のテネリフェ島の産であるとするのは、取り引き
上の付加価値を増すのに好都合であったとの見方もあります。
以後ヨーロッパの貴族社会で「白い抱き犬」が注目を集め、破格の高値で取り引きさ
れました。
ビション・フリーゼは16世紀の中頃フランスで一躍人気犬種となり、小型化が進むと
ともに貴族、貴婦人たちが競って飼育しました。
ビション・フリーゼはリボンを付けられ、当時流行の香水を含む水でシャンプーされ
ていたといいます。
ゴヤを始めとするヨーロッパの肖像絵画に貴族や王女とともに描かれる事も多かった
ようです。
1933年フランスで正式にビション・フリーゼと命名され1934年フランスのケネル・ク
ラブが公認しました。
1956年にアメリカに渡り、AKCは1973年ノン・スポーツ犬種として公認しています。
第一次大戦後の混乱期には、純粋犬種の血統があいまいとなり、ビション・フリーゼ
は絶滅寸前と言われましたが、フランスのブリーダー有志によって正統な血統の復元
が行われ、現在ではヨーロッパを中心に安定した人気を保っています。
かつてビション・フリーゼはヨーロッパの宮廷でライオン・スタイルに刈られるのが
普通でした。
現在のビション・フリーゼのトリミング・スタイルは近年になってアメリカ人のトリ
マーが考案したもので「パウダー・パフ」と呼ばれています。
この独特のカットの功績によってビション・フリーゼが注目されるようになり、世界
的に認知されるようになりました。
ビション・フリーゼが我が国に紹介されたのはさらに近年になってからです。
特徴
サイズではマルチーズよりやや大きく、二層に分かれた特徴的な被毛で覆われています。
体高よりも体長がやや長く、飾り毛のある垂れ耳で高く尾を背負い、いたって陽気で
活気に満ちた小型犬です。