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犬の図鑑

セント・バーナード

セント・バーナードの図鑑
被毛・毛色
ブリンドル&白、レッド&白。
被毛の種類にはスムースタイプとロングタイプの2種類があり、スムースタイプは短毛がぎっしりと硬く密集しています。ロングタイプは、直毛かややウェーブがかかったほどほどの長さの毛で覆われています。
原産地
スイス
体高
♂ 69.8cm以上
♀ 64.8cm以上
体重
♂ 54.0〜91.0kg
♀ 54.0〜91.0kg
分類
ワーキング(AKC)
ワーキング(KC)
第2グループ(JKC)
ルーツ
セント・バーナードの由来については確たるものは少なく、祖先はチベットのマスチフで、ローマ遠征軍によって古い時代にスイスに移入された犬の子孫と考えられています。
スイスには大型の犬が多いですが、セントバーナードは100kg以上のものも少なくありません。
後にスイスとイタリア国境のサン・ベルナール僧院(アルプス山中2467メートル)で多数飼育されるようになりました。この僧院はアルプスを越える旅人の救護所の役割を果していたが、それまで農作業や荷車の牽引に使われていたセント・バーナードが雪中での遭難者の救助に使われるようになっていきます。
17世紀以降、悪天候の雪道で遭難した旅人2500名を類いまれなる嗅覚によって救助したとされています。
1884年にゆかりの僧院名を犬種名としました。
セント・バーナードを世界に知らしめたのは英国の画家ランドシーアで、アルプス山中で遭難した旅人を2頭のセントバーナードが救出する場面を描いています。
1頭が旅人の手首を舐め、他の1頭は僧院に知らせるために吠えています。
セント・バーナードの首には、ラム酒が入っているとされる樽が結び付けられています。
隔離された山中での1犬種の長期の飼育では、近親交配の欠点が全ての犬に現れるようになります。
僧院では他犬種との交配によってこの事態を回避しようと、交配の相手にニューファンドランドを選びました。
この交配でセントバーナードの多くの特質は失われませんでしたが、長毛タイプのものが現れました。
当初、長毛タイプは雪中での作業に有利と考えられましたが結果は逆で、凍り付いた雪が被毛にまとわりつく状態となり、長毛タイプは山を降り、僧院には短毛種だけが残されました。
特徴
充分な広さの飼育環境が必要で、高温多湿で騒音の多い地域での飼育には適していません。
セント・バーナードにはニューファンドランドの影響を受けた長毛タイプと、原形に近くやや攻撃的と言われる短毛タイプがあります。
力が強く、筋肉質で、深い雪の中を何キロも進んでいくことができる能力を備えています。
セント・バーナードは体は巨大ですが、気質はきわめて温和で非常に献身的で、家族を喜ばせようと懸命に努力するため家庭犬としても人気があります。
基本的にはマイペースな犬ですが、時々頑固になることもあります。